外構工事・エクステリア工事をご計画の皆様にとって外構工事(建築工事もですが)は不透明な部分かと思われます。
長年いろいろな現場やお客様を見てきて感じた事を思いのまま書いてみます。
この項目が計画中の皆様の参考になれば幸いです。
施工について
一般のお客様の解りにくい部分です。
1つ目の例としてカーポートです。耐風圧強度○○mとか表示してあります。
これは正確な施工をして確保できる強度です。柱の水平とか直角等が正確に建てれてないと、いくら丈夫なカーポートでもメーカーが表示しているような強度はでないのです。
安い工事費が売りの業者は本当の職人が工事してない場合もあります。少し器用な人ならカーポートぐらいすぐ組めてしまいます(ただ組立てるのと精度を上げるのは別問題です)。
2つ目の例として土間コンクリートについてです。
通常はコンクリート打設する前に砕石を敷き転圧をかけてコンクリートを均します。しかし砕石も敷かずにそのまま生コンを入れてる現場を見かけます。
何が問題かと言いますと、砕石を転圧せずに生コンを打設すると地盤がデコボコしてる為、コンクリートの厚さが均一になりません。
薄い部分にクラックが入る原因となります。
たとえを上げれば切りが有りませんが。
何を伝えたいかと言いますと、目に見えない部分や見た目だけじゃ解らない部分の仕事をどれだけしっかりやってるかってことです。
プラン・金額について
外構工事はそれなりに金額がかかります。最初の予算繰りの段階で、
あまりにも低すぎる予算設定をしていたため希望するプランに金額が全然たりないという失敗。
もう1つの例は、建築工事の打合せをしている段階では、外構工事をどうするかとかほとんどの方が考えていません。
安価な見積を作ろうとすれば、いろいろな物のグレードを下げたり、工法を変えたり、金額を下げる方法などいくらでもあるのです。
内容がわからずに合計金額だけで判断するのはどうかと思います。よく使われるメッシュフェンスでも何種類もグレードの違うものがあります。
しかし見積書の項目はメッシュフェンスH800とかだけですよね、この表示だけでどのクラスのフェンスかは、わかりませんよね。
素材 特性について
外構工事に使用する材料は実にさまざまなものが有ります。生コン レンガ ブロック 石材等どれをとっても皆さんが思っているよりもっとラフな物です。
材料の反りひずみ、微細な欠け、寸法の誤差、色ムラ等々レンガとかブロックは寸分の狂いもなくスクエアな物だと思っている方は結構いらっしゃいます。
材料の特性上防ぎようのない事例をいくつかあげてみます。
まずコンクリートのクラック(ヒビ割れ)は、ほぼどこでも発生します。強度的には何の問題も有りません。
クラックが入っても大丈夫なように内部で鉄筋を組んでいます。よくクラックを治すように言われますが、治せません。
レンガ、ブロックについては反りとか微細な欠け、色ムラを指摘された事も有りますがこれがいやならブロックとかレンガ等石材関係は使えません。
白華 汚れ(水垢)等について
塀とか花壇とか外で雨 風にさらされています。ほぼすべてのコンクリート製品は白華が発生しますし、
汚れ、水垢等も必ずつきます、汚れたとか、水垢が付いた、施工が悪いのじゃないかとの、クレームも過去に数件ありましたが、お掃除ぐらいはご自分で。
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